「求人サイトを制作したけど、なかなか応募がこなくて困っている…」
「掲載する情報や内容には、どんなことを気をつければいい?」
医療介護系の求人サイトを制作したものの、想定より応募者が少なかったり、掲載内容で気をつけることがわからなかったりとお困りではないでしょうか。SEO施策を行えば、今よりも多くの求職者の目にとまりやすくなります。
この記事では、
- 医療介護系求人サイトに必要なSEO施策
- SEO施策の注意点
- 志望度の高い求職者に出会えるサイト設計のポイント
について、千葉県にあるホームページ制作会社が解説いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
SEO施策のための基礎知識
SEO施策とは、キーワード検索結果で自社サイトを上位に表示するための工夫です。具体的なSEO施策について3つ解説します。
求人サイトを制作しても、検索結果が上位表示されなければ求職者の目に届きません。上位10位以内に表示されるようなコンテンツが作成できれば、求人サイトへの流入に繋がるでしょう。
Google検索結果表示の仕組み
Googleは、「Googlebot」と呼ばれるクローラーがWebページを完全自動で検出し、インデックスへ登録しています。ユーザーにとって有益な情報が上位表示される仕組みです。
検索エンジンのガイドラインに沿ってホームページを制作すると、Googleの検索結果で上位に表示されやすくなります。
医療介護系は「YMYL」ジャンル
医療介護系は「YMYL」というジャンルの1つに該当します。YMYLとは、”Your Money or Your Life”の略称で、人生に深い関わりのあるジャンルです。
医療介護系求人サイトの場合、就職・転職などの働き方や、医療介護に関する情報が該当します。
「E-E-T-A」でコンテンツの品質を向上
求人サイトに掲載するコンテンツは、「E-E-A-T(ダブルイーエーティーまたはイーイーエーティー)」を意識して作成しましょう。
E-E-A-Tとは、以下の意味の頭文字から取ったものです。2022年12月に従来の「E-T-A」に新しくExperience(経験)が加わり、今の形となりました。
- E:Experience(経験)
- E:Expertise(専門性)
- A:Authoritativeness(権威性)
- T:Trustworthiness(信頼性)
Googleが定める検索品質評価ガイドラインには、基準を満たしても直接ランキングに影響があるわけではないとの記載があります。しかし、結果として、情報の品質や信頼性が高まるのでホームページの高評価に繋がります。
④中見出し:医療介護系求人サイトで行うべきSEO施策4選
医療介護系の求人サイトでもSEO施策を行うことで、求職者をより多く集めることに繋がります。自社求人サイトで効率的に採用活動を行うために、以下の4つの施策を取り入れましょう。
1.求職者のペルソナをリアルに設定
ペルソナとは、理想のターゲットを仮説立てしていき、具体的に設定することです。リアルな対象者をイメージして作成すれば、設定したペルソナに近いターゲットへ響きやすくなります。
下記のことを想定しながら、ペルソナを設定しましょう。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 所在地
- 家族構成
同時に、自身がペルソナの対象に当てはまるかも考えてみてください。少しでも読者の悩みに共感できれば、具体性が出てさらに良いコンテンツになります。
キーワード選定で求職者の潜在ニーズを満たす
ユーザーが検索するときは、その疑問や悩みを解決する答えを求めています。自社サイトを最善の解決策として表示させるために、キーワード選びが重要です。
選んだキーワードは、タイトルや見出しにうまく含む形にすると効果的です。
読者のニーズには、顕在ニーズと潜在ニーズの2種類あります。顕在ニーズは、具体的な悩みであるのに対し、潜在ニーズは、自覚すらしていない本質的な欲求なのが特徴です。
潜在ニーズは「氷山」、顕在ニーズはその一角と考えられるほど、潜在ニーズは無数にあります。読者の潜在ニーズを満たす解決策を提示して、行動を促しましょう。
高品質なコンテンツを制作
SEO施策として、コンテンツの質も重要です。従来ホームページを運営するうえで、更新を定期的に行うのが理想とされてきました。
しかし、更新頻度ばかりに目が向けられ、コンテンツの質が低下すると、サイトの評価も下がってしまいます。「重複コンテンツ」と呼ばれる同じ内容のものがあったり、信憑性が低かったりした場合は、リライトを行って避けるようにしましょう。
Googleビジネスプロフィールの活用でMEO対策
Googleビジネスプロフィールを活用すれば、ローカルSEOの施策として有効です。別名、「MEO(Map Engine Optimization)」対策と呼ばれます。
「商品名・サービス名+地名」でキーワード検索された際、Googleマップの検索結果としてホームページよりも上画面に表示される可能性があります。店舗や施設のプロフィールを無料で管理でき、注力すれば集客効果も高いため、店舗を持つ方におすすめのツールです。
ただし、クチコミを編集したり、誹謗中傷を削除したりできないため利用には注意も必要です。
中見出し:SEO施策の2つの注意点
医療介護のSEO施策を行ううえで、気をつけたい2点を解説します。
SEO施策の効果が発揮されるまでに時間がかかる
自社サイトでSEO施策を行ったとしても、効果が発揮させるまでに半年から1年かかるとされています。
例えば、医療介護の求人サイトであれば、職員が辞めて新しい人材が欲しいタイミングで施策しても、その時点ですぐに上位表示されるのは難しいでしょう。最短でも、3ヶ月前には取り組んでいる必要があります。
医療介護業界は人材不足が課題であるため、採用活動を戦略的に進めるのが重要です。求人も求職者も増える時期なのか、春先の求人が減ったタイミングで求職者を募るのか見極めましょう。
ユーザーファーストを重視
ユーザーファーストでは、ユーザーにとって有益かつ高品質なコンテンツになっているかが大切です。SEO施策を意識しすぎて、ユーザー目線を忘れないようにしてください。
また、Statistaの調査によると、日本のスマートフォンユーザー数は2022年に約8,660万人に達し、2028年までに9,500万人を超えると予測されています。
パソコンでコンテンツを制作した後は、モバイル版でも見やすい状態かどうか必ず確認するようにしましょう。
⑥志望度の高い求職者に出会えるサイト設計のポイント
自社求人サイトを制作すると、求職者の中でも志望度が比較的高い方に出会える可能性があります。他社の求人情報も載った掲載サイトより、自社求人サイトの方がより全面的にアピールできるからです。
求職者の検索意図やニーズに応えられるホームページにするために、以下のことを意識しましょう。
- 医療介護の現場をわかりやすく発信
- 職場の雰囲気が伝わる求人票
- 応募したくなるような自然な流れの導線
充実した内容の求人サイトであれば求職者に良い印象を与え、応募に繋がりやすくなります。
まとめ
この記事では、医療介護系求人サイトを運営するうえで必要となるSEO施策について解説しました。医療介護系で働きたい方のもとに情報を届けるには、SEO施策が欠かせません。
Google検索結果表示の仕組みとガイドラインを認識し、ユーザー目線のサイト設計やコンテンツ制作に取り組みましょう。
弊社では、検索結果を上位表示するためのSEO施策のご相談も受け付けております。ホームページ制作と併せてのご依頼も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。